にんにくの種蒔き

今年もニンニクの種蒔きの季節になりました。
私の住む東北地方(宮城県仙台市)の種蒔きは9月中旬から10月始めです。

「福地ホワイト6片種」と呼ばれる、にんにく球をバラバラにすると約6片になります。
私の畑では今年1,000(片)株植え付けの予定です。

今年の種ニンニクの仕入れは、タキイ種苗とたまごやさんです。

にんにく球をばらした種(片)1個ごとにすべて計量します。
これは、種の重さにより育っ球の大きさや重さが異なるためです。
来年以降のための試験栽培を兼ねています。

種の内訳です。

○タキイ種苗
・7~8g: 264個
・9~10g:107個
・11~12g:101個
・13g~:28個
計500個

○たまごや
・7~8g:40個
・9~11g:56個
・12~15g:117個
・16g~:280個
計493個

肥料の成分です。
今年の植え付け面積は80㎡です。

参考にさせていただいた肥料成分です。
※大場貞信著 ≪新特産シリーズ ニンニク
球・茎・葉ニンニクの栽培から加工まで≫ 農文協

○私の耕作地80㎡の元肥の計画です。
●牛糞 168kg(0.4%:0.4%:0.3%)
・チッソ:0.672kg
・リン酸:0.672g
・カリ:0.504kg
●苦土石灰 40kg
●苦土重焼リン 5kg(35%)
・リン酸:1.75kg
●有機配合肥料   20kg(8%:8%:8%)
・チッソ:1.6kg
・リン酸:1.6kg
・カリ:1.6g

土壌酸度が4.5と酸性土のため、6.5(弱酸性)を目標に、苦土石灰が多目です。

今回の農地は、客土(山砂や石炭灰)をし、肥料分が少ないため有機配合肥料を2倍以上入れます。

運動と血糖値

運動※(主に農作業)で、夕方血糖値が上がることがあります。
また精神的ストレスによっても、同様に上昇します。
糖質制限食を始めて2年ほど悩みましたが、最近ではグルカゴンやエピネフリンによる、生理的なものだと思っています。

※運動はグルカゴン分泌を刺激する【ガイトン生理学 原著第11版 p1030から】
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/?p=128&preview=true

追記
これから、ニンニク(福地6片種)の植え付け、菊芋や黒豆の収穫など、疲労困憊に至る農作業が待っています。

グリコーゲンの最大貯蔵量

グリコーゲンの最大貯蔵量

錦織選手の体重74kg

○肝臓の重さ:1.48kg
(体重の1/50とした場合)
https://www.taiho.co.jp/kenko/kanzo/02t.html

○骨格筋の重さ:29.6kg
(骨格筋率を40%とした場合)

●肝臓の最大グリコーゲン貯蔵量:148g
(濃度を10%とした場合)
●骨格筋の最大グリコーゲン貯蔵量:592g
(濃度を2%とした場合)

※【グリコーゲンはほとんどの組織にある程度含まれるが、おもな貯蔵部位は肝臓と骨格筋の2個所である。
グリコーゲン濃度は筋肉より肝臓の方が高い(重量で2%対10%)が、筋肉の方がはるかに大量にあるので、全体としては骨格筋に貯蔵されているグリコーゲンの方が多い。】ストライヤー生化学第7版.p566

※【もし食後筋肉が運動しないで、グルコースが大量に筋肉細胞に輸送されると、大部分のグルコースは、エネルギーとして利用されずに、濃度の上限の2~3%まで筋グリコーゲンの形で蓄えられる。】ガイトン生理学第11版.p1021

限りない欲望

最近LPレコードを2枚買いました。

井上陽水の「断絶」と
二葉百合子の「岸壁の母」です。
なぜ、「岸壁の母」なのかは、40年前にお世話になった二葉百合子さんと、
そのスタッフことなど、また後日投稿します。

今日は、井上陽水の断絶というアルバムに収められた
「限りない欲望」という曲について、

『断絶』は、井上陽水の1枚目のアルバムです。
アンドレ・カンドレとして活動していた井上が、井上陽水の名義で再デビューを果たした作品です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

限りない欲望

限りないもの それが欲望
流れゆくもの それが欲望

子供の時欲しかった白い靴
母にねだり手に入れた白い靴
いつでもそれを どこでもそれをはいていた
ある日僕はおつかいに町へ出て
靴屋さんの前を見て立ち止まった
すてきな靴が飾ってあった 青い靴

限りないもの それが欲望
流れゆくもの それが欲望

僕が20歳になったとき 君に会い
君が僕のすべてだと思ってた
すてきな君を欲しいと思い 求めていた
君と僕が教会で結ばれて
指輪かわす君の指 その指が
なんだか僕は見飽きたようでいやになる

限りないもの それが欲望
流れゆくもの それが欲望

僕はやがて年をとり 死んでゆく
僕はそれをあたりまえと思ってる
それでも僕はどうせ死ぬなら 天国へ

限りないもの それが欲望
流れゆくもの それが欲望
限りないもの それが欲望

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「限りない欲望」当時23歳の井上、井上陽水として初めてのアルバムの中の一曲です。

私が、40年ほど前になんども聞いたレコードの中の一枚でした。

その当時聞いたのはjazzでしたが、井上陽水だけは特別で、
「断絶」と「氷の世界」はレコード盤がすり減るほど聞きました。

なかでもアルバム「断絶」の「限りない欲望」が特に印象的でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※人の欲望

金銭欲
出世欲
性欲
食欲
物欲
その他限りない

※何度聴いてもドキッとする歌詞。

「僕が20歳になったとき 君に会い
君が僕のすべてだと思ってた
すてきな君を欲しいと思い 求めていた
君と僕が教会で結ばれて
指輪かわす君の指 その指が
なんだか僕は見飽きたようでいやになる」

朝食とグルコース

朝食とグルコースについて参考にしていただけたら幸いです。

ストライヤー生化学第7版p754からの抜粋
【3.再び摂食した状態
栄養たっぷりの朝食に体は生化学的にどう応答するのだろう。
脂肪は通常の摂食時とまったく同じに処理される。
しかしグルコースの場合は話が違う。
肝臓は初めは血中グルコースを吸収せず、他の臓器で使うため残しておく、さらに肝臓は糖新生モードを維持するが、今度は、糖新生で新たに合成されたグルコースは肝臓の貯蔵グリコーゲンの補充に使われる。
血糖値が上昇し続けると、肝臓は貯蔵グリコーゲンの補充を完了し、残った過剰なグルコースを脂肪酸合成に使い始める。】

剥がす

なにを、剥がすのか、
それは、柱と梁です。

住宅(築47年)の、柱と梁の汚れを剥がします。

過去、何度も汚れを落とさぬままに塗り重ねられた塗料(着色ニス)による独特な汚れです。

この柱と梁を建築当時の無垢の状態(白木)まで剥がします。
これは、私にとっては畑の草取りと同じ感覚です。

〇方法は、
●まず、どうしても落ちない塗料を、スケルトンという薬剤で溶かし、削り取ります。
●次に、ディスクグラインダー125mm#60と,100mm#60の研磨ディスクで粗削りします。
●そして、最後の仕上げでサンダー(#40~#100)を使います。
すべての工程において磨剤材が目詰まりしますので頻繁に交換しなければなりません。

〇使用する主な道具と研磨材は、
ディスクグラインダー3台、
サンダー3台
いずれも、ヤフオクで3,000円前後(新品の1/3程度が目安)で落札したものです。
工具の数が多いのは目詰まりした研磨材をまとめて交換するためです。

サンダー用のペーパー(#40)は市販のサンドペーパーをカットして作ります。
専用のペーパーより安くて助かります。

騒音と粉塵が出ますので
イヤーマフとマスクも必要です。

この作業、時間と体力を使う、職人も嫌がる仕事のようで、ふつうは研磨せずに、上から塗料で塗りつぶしてしまうようです。
では、なぜ私がこんな作業をするのか、それは熱中病を患っているためなのです。

続きます。

ウエイトトレーニングと糖質

ガイトン生理学 原著第11版ですが21,600円と高価ですので購入を控えていましたが、ついにAmazonで中古6,130円と格安で購入できました。
これまでは図書館での閲覧でしたので助かります。
本日午前中に届きましたので、さっそくコメントいたします。

参考にしていただけたら幸いです。

ガイトンの生理学(p1021)より

インスリンは筋肉のグルコース取り込みと代謝を促進する

1日の大部分の時間、筋肉はそのエネルギーをグルコースに依存するのではなく脂肪酸に依存する。

中略

しかしながら、2つの条件下では筋肉は大量のグルコースを利用する。

このうち1つは、中等度あるいは高強度の運動である。
このグルコースの使用には大量のインスリンは必要ない、というのは運動している筋肉繊維は、たとえインスリンがなくても、収縮の過程自体のためにグルコースをより透過できるようになるからである。

筋肉が大量のグルコースを利用する第2の条件は、食事後数時間である。
このときには、血糖の濃度が高く、膵臓は大量のインスリンを分泌している。
余分なインスリンは筋肉細胞へのグルコースの迅速な輸送をひき起こす。
後で述べるように、これがこの時期には筋肉に脂肪酸よりもむしろグルコースを優先的に利用させるのである。

筋肉におけるグリコーゲンの貯蔵:
もし食後筋肉が運動しないで、グルコースが大量に筋肉細胞に輸送されると、大部分のグルコースは、エネルギーとして利用されずに、濃度の上限の2~3%まで筋グリコーゲンの形で蓄えられる。
グリコーゲンは後に筋肉によりエネルギーとして使われ得る。
それは特に筋肉による短期間の極端なエネルギー利用に有用で、また数分間のグリコーゲンから乳酸への解糖による嫌気的なエネルギーの大量放出をまかなう。
これは酸素がなくても起こる。

鈴なりトマト

今年は、トマトときゅうりの植え付けが遅れたため、最近やっと収穫となりました。

トマトは、ミニトマトと中玉トマトです。

コンパニオンプランツとしてスイートバジルも植えましたが、写すのを忘れました。

こちらは、ダークオパールバジルです。
花が満開です。

花が終わったラベンダーの前に、グランドカバーとして植えましたが、ラベンダーの上品な「薄緑」と、ダークオパールバジルの「渋い紫」の花がとてもきれいです。

キュウリも毎日収穫しています。
またアップします。

熱中症と熱中病

熱中症と熱中病

今年の猛暑で、猛威を振るった熱中症でしたが、
今日は、私の住む仙台地方もだいぶ涼しく、過ごしやすく感じました。

そこで「熱中症」と、私が長年患っている「熱中病」について考えてみました。

○熱中症とは、
猛暑熱環境下においての身体適応の障害によっておこる状態の総称である。
本質的には、脱水による体温上昇と、体温上昇に伴う臓器血流低下と多臓器不全て、表面的な症状として主なものは、めまい、失神、頭痛、吐き気、強い眠気、気分が悪くなる、体温の異常な上昇、異常な発汗(または汗が出なくなる)などがある。
また、熱中症が原因で死亡する事もある。(ウィキペディアより)

○私が患っている熱中病
熱中とは、物事に心を集中することや、夢中になって「ある事を」すること。
熱中病とは、これが病的になること、またそれによっておこる状態の総称。
つまり体の病気ではなく脳(心)の病気。
また、熱中病が原因で、経済的破たんに陥ることもある。(私考です)

○これまで私が患った主な熱中病
・音楽(職業10年)
・法律(職業10年)
・料理(職業20年)
・糖質制限(6年)
・農業・ガーデニング(9年)
・diy(7年)

最近患っている熱中病のなかで、
料理・糖質制限・農業の共通していることが科学です。
特に農業の土壌改良の勉強をしてみて、料理や糖質制限に関連して勉強した生化学が役立ちました。

私(64歳)に科学(生化学)の勉強するきっかけを作ってくださった江部先生のブログと、
ご著書、「糖質制限食パーフェクトガイド」に感謝しています

追記
Re: 熱中症と熱中病

オスティナート さん

なるほど、熱中病ですか。
これまで、感心したり不思議に思ったりしていたのですが、
之で腑に落ちました。

○これまで私が患った主な熱中病
・音楽(職業10年)
・法律(職業10年)
・料理(職業20年)
・糖質制限(6年)
・農業・ガーデニング(9年)
・diy:do it yourself(7年

豊富な知識に納得です。

2018/08/18(Sat) 17:19 | URL | ドクター江部 | 【編集

「野いちご」と「あまおう」

「あまおう」は食べませんが、スーパーで売られている、季節の「いちご(小粒)」は食べます。
野いちごは、ワイルドストロベリーを自家栽培して、食べています。

※参考までに、2種の野菜(いちごとジャガイモの)の炭水化物量の比較です。

文部科学省 食品成分データベースより
可食部100g当たり

○いちご
●炭水化物:8.5g
糖質:7.1g
食物繊維:1.4g
●利用可能炭水化物
でんぷん:0g
ぶどう糖:1.6g
果糖:1.8g
しょ糖:2.5g

○じゃがいも
●炭水化物:17.6g
糖質:16.3g
食物繊維:1.3g
●利用可能炭水化物
でんぷん:14.8g
ぶどう糖:0.2g
果糖:0.1g
しょ糖:0.3g

市販のいちごは、1食当たり30g(糖質2.31g)ほど食べます。
低糖質スイーツ(糖質2g)のトッピングにすると、
こんな感じです。
http://wp-ostinato.eek.jp/wp/wp-content/uploads/2014/08/item_041.jpg

尚、果物(果実)「ブルーベリー」の糖質は
●炭水化物:12.9g
糖質:9.6g
食物繊維:3.3g
●利用可能炭水化物
でんぷん:(Tr)
ぶどう糖:(4.2g)
果糖:(4.3g)
しょ糖:(0.1g)
と少し高めです。

※ちなみに、農林水産省のサイトによりますと、
http://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai/yasai_teigi/
○果実的野菜
【いちご、メロン、すいかなどは野菜に分類されますが、果実的な利用をすることから果実的野菜として扱っています。】

インスリンとグルカゴン

以前にもコメントいたしましたが
●インスリンとグルカゴン
http://koujiebe.blog95.fc2.com/?no=4280
●グルカゴン分泌に対するアミノ酸による刺激の重要性
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4378.html
再度コメントいたします。

本日の記事
【蛋白質摂取で、インスリンとグルカゴンが両方分泌されませすが、
①<インスリン=グルカゴン> なら血糖値は上昇しません。
②<インスリン>グルカゴン> なら血糖値は下がります。
③<インスリン<グルカゴン> なら血糖値は上昇します。

正常人や軽い糖尿病の人は、①のパターンです。
②のパターンは、めったにありません。
③のパターンは、年期の入った糖尿病ではよく見られます。】
について、

以前の投稿抜粋と、最近考えたことです。

ガイトン生理学 原著第11版 p1030から
【アミノ酸はグルカゴンの分泌を刺激する。
これはアミノ酸がインスリン分泌を刺激するのと同じ作用である。このように、この場合は、グルカゴンとインスリンの反応は逆ではない。
グルカゴン分泌に対するアミノ酸による刺激の重要性はグルカゴンがアミノ酸をグルコースに迅速に変換することで、組織に利用できるグルコースをより多くすることである。】
ここまでがガイトンの生理学です。

「ガイトンの生理学によると、アミノ酸のグルカゴン刺激は、グルカゴンがアミノ酸をグルコースに迅速に変換することで組織に利用できるグルコース多くすること、つまり血中グルコース濃度を上げること。」

しかし、血糖値の上昇がない、又は極端な血糖値上昇がないのは、グルカゴンとインスリン分泌とのつり合い(膵α細胞とβ細胞との対話)がうまく行っているのだと思います。

しかし正常人①<インスリン=グルカゴン>でも、肥満などによりインスリンの効き目が悪い(インスリン抵抗性ありの)場合は、血糖値上昇や、必要以上のインスリン値の上昇があるのだと思います。

ちなみに、糖尿病歴6年の私は③<インスリン<グルカゴン> のタイプです。

消化酵素、グリコシダーゼとグルコシダーゼ

≪マルターゼ、スクラーゼ、グルコアミラーゼなどの酵素を総称して、α-グルコシダーゼと呼びます。この、α-グルコシダーゼの働きを阻害することにより、腸管からの糖質の分解・吸収を遅延させて、
食後高血糖を抑制するお薬が、『α-グルコシダーゼ阻害薬』(グルコバイ、ベイスン、セイブル)です。≫
について、前から疑問に思っていましたので投稿いたします。

【全国の薬剤師で創る薬剤師専門サイト 薬剤師専門サイトのファーマシスタ
https://pharmacista.jp/contents/skillup/academic_info/diabetes/2286/

食後の血糖値上昇を抑えるαグルコシダーゼ阻害薬がボグリボース(商品名:ベイスン)です。
ボグリボースの作用機序、服薬指導のポイントについてまとめてみました。

作用機序(セイブル・グルコバイとの違い・比較)

ボグリボース(ベイスン)はグルコアミラーゼ、マルターゼ、イソマルターゼ、スクラーゼといったαグリコシダーゼを阻害することで、でんぷんやスクロースがグルコースに分解されるのを防ぎ、血糖値の上昇を抑えます。

ボグリボース(ベイスン)と同じαグルコシダーゼ阻害薬(αGI)にミグリトール(商品名:セイブル)やアカルボース(商品名:グルコバイ)があります。

アカルボースに特有の作用に唾液・膵液中のαアミラーゼ阻害があり、ミグリトールにはラクトースやトレハロースの分解を抑える作用があります。】

【日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
グリコシダーゼ
https://kotobank.jp/word/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%BC-56761

配糖体あるいはオリゴ糖(少糖)のグリコシド結合を加水分解する酵素の総称。グリコシドヒドラーゼともいう。多糖のグリコシド結合を加水分解する酵素(アミラーゼ、セルラーゼなど)とは区別されるが、その境界は明確ではない。国際生化学連合(現在は国際生化学・分子生物学連合)の酵素委員会が制定した酵素の分類による「EC3.2.グリコシル化合物に作用する酵素群」に属す。

グリコシド結合とは単糖のアノマー性ヒドロキシ基(単糖が環状構造を形成するときにできたヒドロキシ基のこと)の水素が他の化合物と置換してできる結合のことである。配糖体とは非糖物質に糖がグリコシド結合したものである。オリゴ糖とは単糖が2~10個グリコシド結合したものである。

グリコシダーゼにはα(アルファ)-グリコシダーゼとβ(ベータ)-グリコシダーゼがある。
糖のアノマー性ヒドロキシ基は他のヒドロキシ基との位置関係からαとβの2種類に区別される。
単糖が6員環(炭素5個と酸素1個からなる環。ブドウ糖のようなアルデヒド基をもつ六炭糖が環状構造を形成するときに形成される。6員環状の糖をピラノースと総称する)を形成した場合、6位(糖の炭素にアルデヒド基の方から順に番号をつけて6番目の炭素のこと)のCH2OHと、環面に対してトランス(反対側の意味)配位のアノマー性ヒドロキシ基をα-アノマー、シス(同じ側の意味)配位のものをβ-アノマーとして区別する。α-およびβ-アノマー性ヒドロキシ基が関与した結合を、それぞれα-グリコシド結合およびβ-グリコシド結合とよぶ。グリコシダーゼはこの立体配位を厳密に区別する。酵素名には分解できるグリコシド結合のアノマー配位を併記する。

また、オリゴ糖を加水分解するグリコシダーゼは内部のグリコシド結合を分解するエンド型と、糖鎖の非還元末端のみに作用するエキソ型に大別される。

グリコシダーゼは自然界に広く存在し、基質名にちなんだ名が別名として広く用いられている。
たとえば、
スクラーゼ(スクロースすなわちショ糖を加水分解する。系統名はSucroseα-D-glucohydrolase。EC3.2.1.48)、
マルターゼ(マルトースすなわち麦芽糖を分解する。系統名はα-D-Glucoside glucohydrolase。EC3.2.1.20)、
ラクターゼ(ラクトースすなわち乳糖を分解する。系統名はβ-D-Galactoside glucohydrolase。EC3.2.1.23)など。

グリコ-、glyco-は糖一般をグルコ-、gluco-はグルコースすなわちブドウ糖を意味する。

グリコシダーゼの研究には江上不二夫(えがみふじお)らのグループの寄与が大きい。[徳久幸子]】

ストライヤー生化学から
http://wp-ostinato.eek.jp/wp/%e4%ba%8c%e7%b3%96%e9%a1%9e%e3%83%bb%e5%a4%9a%e7%b3%96%e9%a1%9e%e3%81%a8%e6%b6%88%e5%8c%96%e9%85%b5%e7%b4%a0/

グルコースは食事の炭水化物から産生される

私たちは、一般に、食事において多量のデンプンと少量のグリコーゲンを摂取する。
これらの炭水化物複合体は、腸管からの吸収と血中での輸送のために、より単純な炭水化物へと変換させる必要がある。
デンプンとグリコーゲンは、その大部分が膵臓の酵素であるα-アミラーゼ(α-amylase)によって、またその一部は唾液のα-アミラーゼによって消化される。
アミラーゼはデンプンとグリコーゲンのα1→4結合を切断するが、それらのα1→6結合を切断しない。
その代謝物は、二糖類または三糖類のマルトース(麦芽糖・二糖類)とマルトトリオース(三糖類)である。α1→6結合をもつため消化されないそれらの物質は、限界デキストリン(limit dextrin)と呼ばれる。
マルターゼ(maltase)はマルトースを2分子のグルコースに切断するが、一方、α-グルコシダーゼ(α-giucosidaase)は、アミラーゼによる消化を免れたマルトトリオ―スと他のオリゴ糖を消化する。
α-デキストリナーゼ(α-dextrinase)は、限界デキストリンをさらに消化する。
マルターゼとαグルコシダーゼは、腸管細胞の表面に局在する。
野菜に由来するスクロース(ショ糖)をフルクトース(果糖)とグルコースに分解するスクラーゼ(sucrase)も同様である。
ラクターゼは(lactase)は、乳糖のラクトースをグルコースとガラクトースに分解するのに重要な酵素である。単糖類は腸管壁細胞に輸送され、さらにそこから血中に輸送される。
ここまでが、ストライヤーの生化学 第7版 p413からの抜粋です。

グリコシダーゼとグルコシダーゼについて
Wikipediaを、まとめてみました。

●グリコシダーゼは、グルコースを含めた糖全般のグリコシド結合を分解する酵素の総称である。
グルコシダーゼは、グルコースとのグリコシド結合を分解する酵素の個別名である。(αグルコシダーゼマルターゼ(マルターゼはαグルコシダーゼと同義語))

●グリコシダーゼは通常、作用する基質に基づいて命名される。例えば、グルコシド結合を加水分解する酵素はグルコシダーゼ、キシロースのホモポリマーであるキシランを分解する酵素はキシラナーゼ(xylanase)と呼ばれる。
他にも、ラクターゼ、アミラーゼ、キチナーゼ、スクラーゼ、マルターゼ、ノイラミニダーゼ、インベルターゼ、ヒアルロニダーゼ、リゾチームなどがある。

結論
【グリコシダーゼは、グルコースを含めた糖全般のグリコシド結合を分解する酵素の総称である。
そしてαグリコシダーゼを阻害する薬剤名が αグルコシダーゼ阻害薬(グルコバイ、ベイスン、セイブル)である。】

追記

Re: グリコシダーゼとグルコシダーゼについて

オスティナート さん

情報をありがとうございます。

浅学にして、グリコシダーゼというものを知りませんでした。
医学部の教科書でも、αグルコシダーゼ阻害薬の話はありますが、
グリコシターゼに関しては、全くでてきません。

オスティナートさんの結論でいいのだと思います。

この件に関しては素人の私には
以下のウィキペディアの記載が、わかりやすいと思いました。

ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%BC

グルコシダーゼ
グルコシダーゼ(glucosidase)は、グリコシダーゼ(glycosidase)のうち、グルコースとのグリコシド結合を加水分解する酵素である。α-グルコシダーゼとβ-グルコシダーゼがある。
グリコシダーゼは、グルコースを含めた糖全般とのグリコシド結合を分解する酵素の総称であり、グルコシダーゼは、グルコースとのグリコシド結合を分解する酵素の個別名である。

2017/11/11(Sat) 19:49 | URL | ドクター江部 | 【編集

ガイトンの生理学から、グルカゴン

私は最近、グルカゴンに夢中(熱中病)です。

ガイトンの生理学から、グルカゴンについて一部転載します。
残りは後日また追記します。

グルカゴンとその機能

グルカゴンは血糖が低下したときに、ランゲルハンス島のα細胞から分泌されるホルモンであり、インスリンの持つ作用と正反対のいくつかの作用を持っている。
これらの機能のうちもっとも重要なものは血糖濃度を上昇させることで、この作用はインスリンの作用とは正確に正反対である。
インスリンと同様にグルカゴンは大きなポリペプチドである。
その分子量は3,485で、29個のアミノ酸鎖からなる。
純化したグルカゴンを動物に注射すると強力な高血糖作用が起きる。
わずか1μg/kgのグルカゴンはおよそ20分血糖濃度を20mg/100ml上昇(20%の上昇)させる。
このため、グルカゴンは高血糖ホルモンとも呼ばれる。

グルコース代謝への作用

グルカゴンのグルコース代謝に対する主要な作用は、
(1)肝臓のグリコーゲンを分解すること(グリコーゲン分解)
(2)肝臓における糖新生

中略

アミノ酸はグルカゴンの分泌を刺激する。
これはアミノ酸がインスリン分泌を刺激するのと同じ作用である。
このように、この場合は、グルカゴンとインスリンの反応は逆ではない。
グルカゴン分泌に対するアミノ酸による刺激の重要性はグルカゴンがアミノ酸をグルコースに迅速に変換することで、組織に利用できるグルコースをより多くすることである。

運動はグルカゴン分泌を刺激する:疲労困憊に至る運動では、グルカゴンの血中濃度はしばしば4~5倍に上昇する。
血中グルコース濃度は必ずしも低下しないので、何がこれをおこさせるかは明らかでない。
グルカゴンの有益な作用は血中グルコースの低下を防ぐことである。
運動におけるグルカゴン分泌を増加させるかもしれない因子の1つは、循環血中のアミノ酸の増加である。
その他の因子として、ランゲルハンス島のβアドレナリン作動性刺激もまた役割を果たすかもしれない。

過去に投稿したグルカゴン関連記事です。
カテゴリー、グルカゴンから
http://wp-ostinato.eek.jp/wp/category/%e3%82%b0%e3%83%ab%e3%82%ab%e3%82%b4%e3%83%b3/

糖アルコールと人工甘味料

食品としての甘味料や、既存添加物としての甘味料、
そして人工甘味料や合成甘味料など、
webサイト上でもあいまいな表現が多く、迷っています。

糖アルコールは、天然に存在する甘味料であり、人工的に合成される場合もある。
について、こちらのサイトを参考に考えてみました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/eiyogakuzashi1941/56/4/56_4_189/_article/-char/ja/

抜粋
【エリスリトールはブドウ糖に酵母を作用させる発酵法で作られる。
エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、マンニトールなどの単糖アルコールは自然界に存在しているが、
二糖のマルチトール、ラクチトール、パラチニットは、現在のところ、天然の食品には見出されていない。
糖アルコールは通常摂取する糖質に水素添加して作るので、アスパルテームやサッカリンなどとは異なり、人工甘味料とはいわない。】

上記を参考に私なりに整理してみました。

※人工甘味料とは、天然に存在しない甘味成分を人工的に合成して作った甘味料で合成甘味料ともいう。

※天然甘味料(既存添加物)糖アルコールは、天然に存在する甘味料であり、人工的に合成される場合もある。
例外として、現在のところ、天然の食品には見出されていない糖アルコールで二糖の、マルチトール・ラクチトール・パラチニットは、通常摂取する糖質に水素添加して作るので、アスパルテームやサッカリンなどとは異なり、人工甘味料とはいわない。

追記

Re: 糖アルコールと人工甘味料

オスティナートさん

奥 恒行 先生の論文の情報をありがとうございます。
参考になります。

『摂 取 したエ リスリ トールの90%が 未代 謝の まま尿 中へ排 泄 され,10%が 直接代謝 され るとすれば,有 効エネルギー量
は単純計算 で砂糖の10%,つ まり0.4kcal/gに なる。更 に,小 腸で吸収 されなかった10%以 下のエ リスリ トールは大腸 で発酵 を受 けるので,そ のエ ネルギーは約 半分 に減少す る。つ ま り,エ リスリトールの有効エネルギー量 は,約0.2kcal/gと 計算 される。厚 生省は栄養改善法一部改正 に伴って,各 単糖及 びオリゴ糖のエネルギー換算係数 を提示 しているが,エ リスリ トールのエ ネルギー換算係数 は小数点1位 を四捨五入 して0 kcal/gとした。』

奥 恒行先生のご指摘通りと思います。
0.2kcal/gも、腸内細菌が作る「短鎖脂肪酸」なので、極小のエネエルギーはあっても、血糖は上げません。

『マルチ トール,ラクチトールな どの難消化性糖アルコールや オリ
ゴ糖も同様 に,血糖値並 びに血 中インス リン濃度を上昇 させない。』

しかし、こちらは、違うと思います。
マルチトールやラクチトールは砂糖の半分くらい血糖をあげると思います。
フラクトオリゴ糖と乳果オリゴ糖は血糖値を上げませんが、
それ以外のオリゴ糖はあるていど血糖値を上げると思います。

「※人工甘味料とは、天然に存在しない甘味成分を人工的に合成して作った甘味料で合成甘味料ともいう。」

私もそう思います。

「※天然甘味料(既存添加物)糖アルコールは、天然に存在する甘味料であり、人工的に合成される場合もある。
例外として、現在のところ、天然の食品には見出されていない糖アルコールで二糖の、マルチトール・ラクチトール・パラチニットは、通常摂取する糖質に水素添加して作るので、アスパルテームやサッカリンなどとは異なり、人工甘味料とはいわない。」

私もそう思います。

2017/10/09(Mon) 11:33 | URL | ドクター江部 | 【編集

追記
オリゴ糖などの難消化性糖質について参考になるサイトです。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnfs1983/58/6/58_6_337/_pdf

インスリンとグルカゴンそしてタンパク質

インスリンとグルカゴン
江部先生こんにちは

糖質制限でインスリンをコントロールするという迷信
https://athletebody.jp/2016/04/05/insulin-myth-1/
このサイトの記事に対する、江部先生のブログへのコメントや質問についてgoogleで検索してみました。

2011年02月10日 (木)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-1548.html
2016年04月06日 (水)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3753.html
2016年04月07日 (木)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3754.html

一部です。

今回も同じサイトに関する質問やコメントでした。

2017年08月03日 (木) の記事に対するS. N. F. さんのコメントの中で紹介されていた、たがしゅう先生のサイト「ササミ負荷試験」を拝見しました。
情報有難うございます。

ササミ負荷試験」
http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-1030.html

ササミ負荷試験

検査結果

実測血糖(mg/dL)  実測3ヒドロキシ酪酸値(μmol/L)
食前      88       556
30分後     91       367
60分後     106       210
120分後    96       111
180分後    96       80
240分後    92       232
300分後    85       536
360分後    82       597
(血糖基準値:70~109mg/dL 3-ヒドロキシ酪酸基準値:85μmol/L以下 )

インスリン値(μU/mL)  グルカゴン値(pg/mL)
食前      5.3       165
30分後     9.4       185
60分後     37.2      265
120分後    21.3       259
180分後    10.4       213
240分後    7.9       173
300分後    5.7       163
360分後    4.5       160
(インスリン基準値:1.7~10.4μU/mL グルカゴン基準値:70~174pg/mL)

上記の中でグルカゴン値の変化が参考になります。

これまではタンパク質摂取後のインスリン値の上昇が焦点となっていたようです。
そして、インスリン値の上昇に伴うグルカゴンの分泌。
これにより、互いの効果が相殺され極端な低血糖や高血糖にならないこと。

糖質制限食パーフェクトガイドp169「アミノ酸の中で、ロイシン、アルギニン、リジンはインスリンを分泌させます。・・・・・・
低血糖にならないのは、同時にインスリン拮抗ホルモンのグルカゴン(血統上昇作用あり)も分泌されて、効果が相殺されるからです。」

これには少し疑問を感じていました。

日本大学医学部 内科学科
糖尿病代謝内科学分野
http://www.med.nihon-u.ac.jp/department/dmet/research/subject_dpp-4.html

一部抜粋

〈※高蛋白食では健常者と糖尿病患者のいずれにおいても、血漿グルカゴン濃度は上昇します6, 7)。
それはアミノ酸がグルカゴン分泌を直接刺激するからです。
6)   Ahmed M et al., Am J Clin Nutr. 1980; 33: 1917-24.
7)   Kawai K et al., Endocrinol Jpn. 1987; 34: 745-53.〉

私には、タンパク質摂取によるインスリン分泌により、それに伴いグルカゴンも分泌されるのではなく、アミノ酸がグルカゴン分泌を直接刺激することによりグルカゴンが分泌され、グルカゴンに相当するインスリンが分泌されると考えるのが自然のように思います。
アミノ酸(ロイシン、アルギニン、リジン(インクㇾチンが関与))が直接刺激してインスリンを分泌するのだとしても、グルカゴンが深く関与しているのだと思いますがいかがでしょうか。

●Ⅰ型糖尿病患者のタンパク質摂取による血糖値上昇(バーンスタイン医師・1.94/g)
Ⅰ型糖尿病患者にはグルカゴンに相当するインスリン分泌能がない。

●グルカゴン負荷試験
「グルカゴンは重症低血糖の治療に用いられグリコーゲン分解の促進などにより一過性に血糖値を上昇させる一方、インスリン分泌を直接刺激する作用がある。グルカゴン負荷試験はこの作用を利用して、インスリン分泌予備能を調べる負荷試験として広く行われている。」
糖尿病専門医研修ガイドブックp132

2017/08/05(Sat) 19:03 | URL | オスティナート | 【編集

Re: インスリンとグルカゴン
オスティナート さん

コメント、ありがとうございます。

私も、アミノ酸が摂取が直接、グルカゴン分泌を促すと思います。

そして、アミノ酸摂取が直接、インスリン分泌を促すと思います。

タンパク質(アミノ酸)とインスリン、グルカゴン、血糖値については、少し考察して
記事にしたいと思います。

2017/08/05(Sat) 19:32 | URL | ドクター江部 | 【編集

追記

グルカゴン分泌に対するアミノ酸による刺激の重要性

江部先生こんばんは

今回の記事
≪「グルカゴン分泌>インスリン分泌」のタイプで、
タンパク質摂取もあるていど、血糖値を上昇させるのだと思います。≫
について

ガイトン生理学 原著第11版 p1030から

【アミノ酸はグルカゴンの分泌を刺激する。

これはアミノ酸がインスリン分泌を刺激するのと同じ作用である。
このように、この場合は、グルカゴンとインスリンの反応は逆ではない。

グルカゴン分泌に対するアミノ酸による刺激の重要性はグルカゴンがアミノ酸をグルコースに迅速に変換することで、組織に利用できるグルコースをより多くすることである。】

ここまでがガイトンの生理学です。

ガイトンの生理学によると、アミノ酸のグルカゴン刺激の目的は、(インスリン作用があったとしても、)組織に利用できるグルコース多くすること、
つまり血中グルコース濃度を上げるのが目的のように思えます。

私の仮説です。

狩猟採集(肉食)だった我々人類の祖先は、最低必要とするブドウ糖を確保するため、タンパク質を摂取した場合でも、バックアップシステム(バックアップ機能)としてグルカゴン分泌を直接刺激し、アミノ酸をグルコースに迅速に変換していたのではないでしょうか。

同時に、アミノ酸がインスリン分泌を直接刺激することによって、インスリンがグルカゴンに作用し、高血糖を防いでいるのだとしても、
当然ある程度の血中グルコース濃度の上昇があるのではないでしょうか。

2017/11/04(Sat) 18:05 | URL | オスティナート | 【編集】

Re: グルカゴン分泌に対するアミノ酸による刺激の重要性

オスティナート さん

私も同感です。

「グルカゴン分泌>インスリン分泌」のタイプが、圧倒的に多いので
こちらが人類の主流と思います。

狩猟・採集時代のご先祖は、常に低血糖対策に余念がなかったのであって、
高血糖対策は、ほとんど必要なかったので、こうなったのだと思います。

アミノ酸摂取により、グルカゴンが分泌され、
肝臓や腎臓で<アミノ酸、乳酸、グリセロール>からブドウ糖が新生されて、
血糖値維持の一貫を担っていたのでしょう。

2017/11/04(Sat) 19:18 | URL | ドクター江部 | 【編集】

やめられない心

≪蜂蜜を主食にするなんて!とあきられるかと思いますが、蜂蜜がどうしても食べたいのです・・・≫

・薬物
・アルコール
・ギャンブル
・スイーツ
・スマホ 等々・・・
がやめられない。

アディクション(やめられない心)なのだと思います。

私も過去に経験しました。
何事にも熱中しやすく、められなくなることがあり、悩んだことがあります。
(糖尿病発症前まで炭水化物依存症でした)

過去に読んだ本を3冊ご紹介いたします
内容の一部(抜粋)ですが、参考にしていただけたら幸いです。

※『クレイグ・ナッケン著「やめられない心」依存症の正体』
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/?p=140

※「ヒトはなぜ太るのか?  」    ゲーリー・トーベス (著)
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/?p=142

※「やせたければ脂肪をたくさんとりなさい ダイエットにまつわる20の落とし穴」ジョン・ブリファ (著),   江部康二 (監修),    夏井 睦 (監修)
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/?p=144

コンダラ病

こちらの記事
https://toyokeizai.net/articles/-/232545

単純に、「白い炭水化物」と「茶色い炭水化物」について、自分の考え(自説)を正当化しようとしているように思えます。

基本的な誤りも結構ありますが、
○炭水化物の熱量(カロリー)
日本(7訂食品成分表)では、炭水化物1g当たりの熱量は4kcolではありません。
http://www.jfrl.or.jp/jfrlnews/files/news_no34.pdf
炭水化物=糖質(4kcal)+食物繊維(水溶性2kcal以下・不溶性0kcal以上)です。野菜の根菜類や海藻類では特に問題です。

この方、相当に「重いコンダラ病」のようです。
医学界に限らず、どの「業界」にも地位や経歴とは関係なく、この様な方はいらっしゃいます。
しかし、頭が不事由な場合は、なかなか治らないようです。
ちなみに、私は「軽いコンダラ病」です。

反論(正論)は、頭の自由な江部先生に任せて、我々は遠くから見守るしかないのでしょうね。

※注・コンダラとは整地ローラーの俗称です。

追記

こんばんは。
yanosono さん、オスティナートさんから
「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」
の著者、 津川友介氏のマスコミ登場について
情報を頂きました。
ありがとうございます。

津川氏、確かに極めて単純に
「茶色い炭水化物」が善玉で
「白い炭水化物」は悪玉と
決めつけておられますね。

私には津川氏は臨床経験が少ない総論家のように思えます。
実際に多くの患者さんを診ていると
このように簡単に決めつけることは困難なことも多々あるのですが・・・。

江部康二
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4656.html

スーパー糖質制限食を始めて6年が過ぎました

スーパー糖質制限食を始めて6年が過ぎました。

〇2012/6糖尿病発症

体重:64kg
glucose:227mg/dl
HbA1c:8.2%
Hdl:72mg/dl
Ldl:141mg/dl
TG:130mg/dl

〇2018/7人間ドック

体重:56.5kg
glucose:129mg/dl
HbA1c:5.8%
Hdl:81mg/dl
Ldl:84mg/dl
TG:40mg/dl

おかげさまでglucose:129mg/dlを除き正常値でした。
暁現象については(100mg/dl前後の時もあります)、波があるようです。
130mg/dlを超えることはありません。

2012/6糖尿病発症後、一度も、インスリン注射及び糖尿病治療薬を服用することなく
今日に至りました。

江部先生のブログを毎日拝見しています。
そして読者のコメント(投稿)と江部先生のコメントをチェックし、勉強させていただいております。

考えてみると毎年受けている人間ドック(7回連続で、ほぼすべてのオプションを受診)や結果による精密検査の他に、2年間糖尿病治療のため、病院での治療を受けていませんでした。
近いうちに橋本クリニックに行こうと思っています。

今回の断食関連の記事ですが、
私も水分摂取のみ、10日間断食の経験がありますので興味深く拝見いたしました。

※断食10日後(11日目空腹時)の検診結果
○2015/12/15(橋本クリニック・仙台市)
ALT(GPT):13
‎AST(GOT):17
‎γ-GTP:16
クレアニチン:0.62
尿酸値:8.9
TG(中性脂肪):82
HDLコレステロール:53
LDLコレステロール:189
総ケトン体:9920(アセト酢酸:1410・βヒドロキシ酪酸:8510)
グルコース:92
HbA1c/NGSP:5.3
HbA1c/JDS:4.9
GA(グリコアルブミン):12.9

これからも、江部先生の治療を受けているつもりで、毎日ブログを拝見いたします。
6年間治療費未払いですが、お許しください。

追記
2018年08月03日 (金)
こんにちは。
オスティナートさんから、
スーパー糖質制限食開始前と開始後のデータ、
断食10日間実施後のデータをコメント頂きました。

オスティナートさん
大変興味深いデータをありがとうございます。

〇2012/6糖尿病発症

体重:64kg
glucose:227mg/dl
HbA1c:8.2%
Hdl:72mg/dl
Ldl:141mg/dl
TG:130mg/dl

〇2018/7人間ドック

体重:56.5kg
glucose:129mg/dl
HbA1c:5.8%
Hdl:81mg/dl
Ldl:84mg/dl
TG:40mg/dl

糖尿病薬やインスリンなしで、
HbA1cと脂質データは、見事な、改善です。
空腹時血糖値も130mg/dl未満なので
糖尿病学会的にはコントロール良好内です。
暁現象はあるようですが、100mg/dl前後の時もあり、
130mg/dlを超えることはないなら、
平均値は正常型~境界型(IFG)なので
合併症の恐れはほとんどないと言っていいでしょう。
境界型(IGT)は食後高血糖タイプであり、心筋梗塞などのリスクが増えますが
境界型(IFG)は心筋梗塞のリスクは増えません。
Hdl:81mg/dlと60以上で、TG:40mg/dlと60以下なので
悪玉の小粒子LDLコレステロールは、ほぼ皆無であり、素晴らしいです。

※断食10日後(11日目空腹時)の検診結果
○2015/12/15(橋本クリニック・仙台市)
ALT(GPT):13
‎AST(GOT):17
‎γ-GTP:16
クレアニチン:0.62
尿酸値:8.9
TG(中性脂肪):82
HDLコレステロール:53
LDLコレステロール:189
総ケトン体:9920(アセト酢酸:1410・βヒドロキシ酪酸:8510)
グルコース:92
HbA1c/NGSP:5.3
HbA1c/JDS:4.9
GA(グリコアルブミン):12.9

尿酸値が8.9mg/dlと上昇しているのは、
断食という、究極の低カロリー食のためですが、
通常痛風発作を起こすことはありません。

総ケトン体が、9920(28~120)
アセト酢酸が、1410(14~ 68)
βヒドロキシ酪酸が8510(0~ 74 )

と、基準値よりはるかに高値ですが
インスリン作用が保たれている限りは安全です。

私の場合、3日間の<ゼロカロリー、塩もゼロ>で
空腹時血糖値は35mg/dlで、数字的には低血糖でした。
オスティナートさんは10日間の断食で
空腹時血糖値が92mg/dlと正常値です。
ある程度長期の断食で糖新生が上手く働いて血糖が調整されたのだと思います。

もっとも、私の場合も血糖は35mg/dlと、超過激な数値でしたが
外来も普通にこなしていたので、
ケトン体が4000~5000くらいあって、
脳細胞はもっぱら、ケトン体をエネルギー源としていたものと思われます。

ケトン体は、かつては
『糖尿病ケトアシドーシス』のイメージから悪者とされ
怖がられていましたが、これは『インスリン作用欠落』という
特殊要因があるときにしか起こりません。

近年ケトン体は、悪者どころか善玉という評価が高まりつつあります。

例えば
「βヒドロキシ酪酸は内在性のヒストン脱アセチル化酵素の阻害剤として酸化ストレスの抑制に寄与する」
という大変興味深いScience の論文もあります。
Science は、とても信頼度の高い権威ある科学雑誌です。
酸化ストレスを抑制することで、動脈硬化、癌、アルツハイマー病など様々な病気の予防になり、老化の抑制にもなります。
βヒドロキシ酪酸はケトン体の一種です。
詳しくは
2013年02月12日 (火)の本ブログ記事
ケトン体が酸化ストレスの抑制に寄与する
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2416.html
もご参照いただけば幸いです。

さらに、欧米の論文で、以下が報告されています。


『ケトン体の一種であるβ-ヒドロキシ酪酸(BHB)が炎症の要となるインフラマソームを直接阻害することで炎症を抑制する可能性が示唆された』


『絶食で過剰な炎症産生源となったインフラマソームの働きを抑制するのは、 ケトン体がサーチュインを介してミトコンドリア機能を改善させる事によって起こるのではないか』

③「絶食や低炭水化物食、激しい運動で炎症が抑制されるのはBHBのお陰」


高齢マウスにおいて、
ケトン食は、死亡率減少効果と記憶力向上効果が認められた。
https://www.cell.com/cell-metabolism/fulltext/S1550-4131(17)30489-8
2017年9月


成体マウスにおいて、
ケトン食は健康寿命を延ばす効果があった。
https://www.cell.com/cell-metabolism/fulltext/S1550-4131(17)30490-4
2017年9月

江部康二

artなfarm

カラフルな葉野菜、スイスチャードを種まきから育ててきました。
いよいよ収穫です。


5種類のレタスも一緒に収穫となりました。

なんともアートなファーム(畑)でした。

アートなファームといえば、やはりjazz trumpet奏者「アート・ファーマー」を連想してしまいます。
私の大好きな1曲「思い出の夏」30年ほど前よく聞きました。

おまけ
人気のjazz trumpet奏者「ChrisBotti」のグラミー受賞アルバムから、バイオリン(lucia Micarelli )とのデュオ

今日はアートな一日となりました。

 

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