長期の飢餓では代謝が適応しタンパク質分解を最小限にする

>タンパク質を主たるエネルギー源として使われざるを得ないときは、
例えば「飢餓→絶食」が続いたときなどです。
体内の糖質、脂質をエネルギー源として使い果たした後は、
やむを得ず筋肉細胞のタンパク質を主たるエネルギー源として使いますが、これは死の一歩手前です。

過去の投稿をまとめてみました。
(ケトン体と脳のエネルギーそしてタンパク質)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3703.html#comment

〇ほとんどの動物では、生き残れるかどうかは素早く動けるかで決まり、それには大量の筋肉が必要になる。
そのため、筋肉の損失は最小限に抑えなければならない。

●飢餓1日目(飢餓初期)の筋肉の分解量 1日当たり75g

・肝臓が脂肪酸を効率よくケトン体に変換し、脳でこのケトン体が利用されることによって、グルコースの必要量が著しく減少する。

●飢餓数週間継続後の筋肉の分解量 1日当たり20g

生存可能な飢餓の期間は、主としてヒトのトリアシルグリセロール貯蔵量によって決まる。

貯蔵したトリアシルグリセロールが使い果たされた時にはどうなるのだろう。
残された唯一の燃料源はタンパク質である。
タンパク質の分解が加速し、心臓、肝臓、腎臓の機能が失われて否応なく死に至る。

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