2015年版炭水化物成分表について

2015年版の食品成分表から、これまでの「差引き法による炭水化物量」と 、新しく炭水化物成分表で単糖類、二糖類等(でん粉、ぶどう糖、果糖、しょ糖、麦芽糖、乳糖、ガラクトース、トレハロース)を直接定量分析する方法が用いられているようです。

2015年版の食品成分表ではコーヒーの侵出液の炭水化物の質量が0.7g/100gと記載があります。
2015年版の炭水化物成分表では、炭水化物との記載はなく「利用可能炭水化物(単糖当量)」と記載されています。
よってデータのないものは豪州、米国、英国などの成分表から推計したのではないでしょうか。

多糖類および二糖類の単糖当量への換算係数について次のような記載がありました。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/008/attach/1341939.htm

「単糖当量で利用可能炭水化物量を収載している(知る限りにおいて)唯一の成分表である英国成分表から推定したものと思われます。」

版を重ねるごとに、英国成分表からの推計ではなく、日本版の数値が掲載される用になるといいですね。

 

文部科学省のサイト (登録:平成25年12月)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/008/attach/1341939.htm
◎多糖類および二糖類の単糖当量への換算係数について(案)

中略
炭水化物のうち直接分析した成分(でん粉、ぶどう糖、果糖、しょ糖、麦芽糖、乳糖、ガラクトース、トレハロース)の合計値は、成分項目名を「利用可能炭水化物」とし,単位を「単糖当量(g/100 g)」として収載することとしている。
中略
◎換算係数の種類

(1) 分子量(式量)に基づく換算係数

(2) FAO/INFOODSの指針(FAO/INFOODS, 2012)に基づく換算係数

二糖類についての単糖当量への換算係数は1.05とし、多糖類についての単糖当量への換算係数は1.10とする。

なお、この指針には係数の根拠が示されていない。
しかし、単糖当量で利用可能炭水化物量を収載している(知り限りにおいて)唯一の成分表である英国成分表(Food Standards Agency, 2002)において、二糖類については1.05およびでん粉については1.10の換算係数を用いているので、FAO/INFOODSはこの数値を採用したと考えられる。

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