インフルエンザと糖尿病そしてケトアシドーシス

去年の3月11日に2型糖尿病の親戚S(男性71歳)がケトアシドーシスで死亡しました。

Sは、インスリンを注射しながら、炭水化物や糖質の入ったアルコールを多量に飲食していました。
HbA1cも10を超えているようでしたので、Sの家族もかなり心配していたようです。
特に長男は、医薬品関連の会社に勤務する薬剤師だったので、何度も注意していたようです。

Sは、同年の1月中ごろにインフルエンザに感染し、食欲がなくなったそうです。
そして、低血糖を心配した長男の判断で、インスリン注射をやめたそうです。
(ここですぐに総合病院で検査を受ければ助かったのでは、薬剤師としての判断が甘かった。江部先生のブログで糖質制限を勉強している人にとっては常識なのに。)

その後、意識がもうろうとなってきたので、低血糖だと思いブドウ糖をなめさせたそうです。

病院での検査の結果、「高血糖でケトーシス」でした。

一命は取り留めたものの、2ヵ月入院後に死亡しました。
長年の炭水化物摂取のため、2型糖尿病のインスリン依存型になっていたのかも知れません。
Sは長年糖尿病専門医の下で治療を受けていたそうです。
主治医は、Cペプチドの検査で、内因性のインスリンを把握し、家族にも伝えておくべきだったのではと思いました。

また、江部先生の著書「糖質制限食パーフェクトガイド47pより」
【2型糖尿病の人が感染症、外科的処置などによりインスリン需要が増大する場合も、インスリン注射を必要としますので、一時的なインスリン依存状態といえます。】
とありますように、感染症による一時的なインスリン依存状態だったのでしょうか。

何もわからないまま、葬儀会場でSの死因(ケトアシドーシス)を知っていたのは、Sの長男と私だけでした。

 

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