成功と幸福

最近、哲学者三木清の「人生論ノート」を読んでいます。
難しいです。

「成功は過程であり、幸福は存在である。」
「成功は量的なものであり、幸福は質的なものである。」

「孤独は山になく、街にある」
「孤独は感情的(客観的)なものではなく、知的(主観的)なものである」

これまで、成功も幸福もなかったと思っている、60代半ばの自分にとって、あらためて「人生」そして「死」について考えることになりました。

できれば、三木清がドイツで学んだ、ハイデガーの「存在と時間」も読んでみたいと思っています。

「死とは、最極限の未了である。」
ハイデガー「存在と時間」より

「死とは、最極限の孤独であり、知的なものである」
私が最近考えたこと

低糖質豆腐干絲の塩ラーメン

材料
豆腐干絲:180g
シナチク水煮:
チャーシュー
煮卵:1
白髪ネギ
ネギ小口切り
塩ラーメンスープ
ブラックペッパー
ピンクペッパー
だし巻き卵

豆腐干糸のヴォンゴレ

豆腐干糸の惣菜風サラダ

豆腐干糸と牡蠣のクリームパスタ

ハンバーグバルサミコソースと豆腐干糸の明太子パスタ

豆腐干糸入り低糖質お好み焼き

豆腐干糸のチャーシュー麺とニジマスの瞬間燻製

豆腐干糸(とうふかんすう)のカルボナーラ

時として1時間も継続する

≪「デンプンは、胃で、45~60分かけていの分泌液と混合され、その糜粥(ビジュク)が
胃から十二指腸に移動する。
十二指腸では糜粥(ビジュク)は膵液と混合して、15~30分以内に全て吸収されれる。」
ということですね。≫

についてですが、

ガイトンによりますと、

【時として1時間も継続する】とあります。
「継続」ですので、炭水化物を食べた直後から胃の分泌液と混合され、糜粥(ビジュク)がその都度、胃から十二指腸に送り込まれ、小腸では短時間で単糖まで分解され、吸収されるのだと思います。
(食べた全ての食物が胃の分泌液と混合されるまで、胃から十二指腸に送り込まれないのではない。)

そのためブドウ糖の吸収には遅れますが、炭水化物を食べた場合にも、直後から血糖値上昇があるのだと思います。

追記
※【時として1時間も継続する】について、、
●「場合によって(食べた食物の量や、食べ合わせ、又状態(製粉や、液状)によって異なる)すべて胃の分泌液と混合されるまでに1時間も継続する。」と読み替えてみるとわかりやすいかと思います。

追記
2018年11月18日 (日)
なるほど。
オスティナートさん、ありがとうございます。
おかげさまで、やっと整合性をもって理解できました。

炭水化物の主成分はデンプンです。

①デンプンは、唾液中のα-アミラーゼにより加水分解される。
②食道は、消化吸収の働きはなく、蠕動運動で食物を通過させる。
③胃内でも、胃液と混和しない部分では、消化が進行して約70%が加水分解される。
④大量の胃液(粘液、塩酸、ペプシン)が分泌され、撹拌運動により食物と胃液が混ぜ合わされる。
⑤胃内で混ぜ合わされて糜粥(ビジュク)となり、蠕動運動によりその都度、チビチビ小刻みに十二指腸に移動していく。
⑥胃の内部の糜粥(ビジュク)は、時として1時間くらいかけて継続的に消化されて十二指腸に移送される。すなわち胃には貯留の働きもある。
⑦糜粥(ビジュク)は、小腸(十二指腸・空腸・回腸)で単糖に分解されて吸収される。

胃の消化物(糜粥)の十二指腸への移動は、
基本的にブドウ糖と同じメカニズム(胃の蠕動運動)と思われます。
胃の蠕動運動には、撹拌・粉砕・移送があります。
従って、炭水化物摂取後、
ブドウ糖の吸収速度にはおよびませんが、
あるていど速やかに血糖値が上昇し始めると考えられます。

なお、水分、塩分、アルコールも、ほとんどは小腸で吸収され、
胃では一部しか吸収されません。

【18/11/17 はな
糖質の吸収について
途中からすみません。

糖質の吸収時間について、様々な面からのご教示、とても勉強になります。
そこで質問ばかりですみませんが、低血糖発作時にブドウ糖のタブレットを舐めることで低血糖状態が早期に改善するのは、狭心症発作時にニトロを舌下したり、スプレーしたりする事で早期に改善するのと同様ではないでしょうか?であれば、舌下から直接血中に吸収されるのではないでしょうか?

もう一つ質問です。
先生が紹介していただいた大塚製薬のサイトで、糖質入りの大豆焼き菓子を食べてもほとんど血糖値が上がらないとの記載がありますが、糖質制限の視点からは信じがたい内容ではないですか?

以上質問すみません。】

はなさん。
薬物は、舌下錠があるように、舌から吸収されます。
舌下錠は、その成分が舌の裏の粘膜を通って血管に吸収されます。
このため、体内への吸収が早いのが特長です。
例えば、狭心症の薬のニトロペン舌下錠などがあります。

一方、炭水化物は、舌粘膜では吸収できません。
炭水化物は胃で消化されて、小腸で単糖に分解されて吸収されます。
ブドウ糖そのものも、舌粘膜や胃では吸収されず、小腸で吸収されます。

次に大豆についてです。
乾燥大豆100g中に、糖質が12.9g、食物繊維が15.9gです。
水分を含んだ大豆製品の木綿豆腐は、100g中にわずか1.2gと糖質制限OK食材です。
大豆の焼き菓子も水分を含んでいて、食物繊維も多いので、
糖質含有量はかなり少量であり、血糖値の上昇も少ないと思われます。
従って、大豆の焼き菓子は、GIも低いけれど、糖質の絶対量も少ないと思います。

☆大塚製薬のサイト
https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/glycemic-index/speed/

江部康二
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4740.html

炭水化物の消化

ガイトンの生理学によりますと、

〇まず、
※【デンプンの消化は、胃体及び胃底で食物が胃の分泌液と混合されるまで、時として1時間も継続する。】

●食物が胃の分泌液と混合されるまで、時として(長くても)1時間で、食べる量にもよりますが、45分位だと思われます。

〇つぎに、
※【糜粥(ビジュク)が胃から十二指腸に送り込まれ、膵液と混合してから15~30分以内に、実質上すべての炭水化物が消化される。】
※【小腸の絨毛を覆う小腸上皮細胞は、4種類の酵素(ラクターゼlactase、スクラーゼsucrase、マルターゼmaltase、α-デキストリナーゼα-dextrinase)を含んでおり、それが二糖類のラクトース、スクロース、マルトース、さらに他の短鎖グルコース重合体を、構成単位である単糖分子にまで加水分解する能力を持っている。
これらの酵素は、小腸上皮細胞の微絨毛刷子縁に存在する。
したがって、二糖類は小腸上皮細胞に接触するとともに消化される。】

●糜粥(ビジュク)が胃から十二指腸に送り込まれ、膵液と混合してから15~30分以内に、実質上すべての炭水化物が消化される。
そして、二糖類は小腸上皮細胞に接触するとともに消化される。
と、あるように、小腸では短時間で単糖まで分解され、吸収されるようです。

詳しくは、こちらを参考にしていただけたら幸です。

〇口腔及び胃における炭水化物の消化

炭水化物の消化


〇小腸における炭水化物の消化

小腸における炭水化物の消化

点滴と糖質制限食

私は、糖質制限開始直後、便秘と下痢が交互にあったのと、人間ドックの検便で潜血を指摘されたのをきっかけに、全大腸検査を2年に1度(3回)行ってきました。

大腸憩室と大腸がんを心配しての検査でしたが、小さなポリープが見つかりました。
今年9月の検査で、経過観察していたポリープが急に大きくなっていたことが発見されました。
がんの疑いがあるということで、二泊三日で内視鏡的大腸ポリープ切除術を行い今日退院しました。

入院申し込み時に、点滴を生理食塩水にしてもらえるように、お願いしたところ、糖質制限に理解を示していただき、無事手術を終えることができました。

点滴を生理食塩水してもらえることは、江部先生のブログ
【点滴と糖質制限食 2010年06月16日 (水) 】
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-1235.html
で勉強させていただきました。

来年は、同じ病院で胆のう抽出腹腔鏡手術を受ける予定です。
今年の経験から、来年も安心して手術を受けられそうです。

低糖質寿司もどき

毎日、糖質制限的節約生活を続けていると、ブラジル産鶏肉が多くなります。
野菜は自家栽培したものや、ご近所からの頂き物でほぼ間に合います。
でも、たまには、魚が食べたくなります。
今日は、久しぶりに大好きな寿司もどきでした。

これと

これで

これを、作りました

作り方は後日投稿します。
明日からまた節約生活に戻ります。

トルティーヤチップスの糖質

googleでの「トルティーヤチップスの糖質」検索結果

○トルティーヤ・チップス/糖類含有量
0.5 g
糖質
種類
[Kellogg’s BeANatural Original 3-Bean Chips]トルティーヤ・チップス
分量
100 g あたり
主なソース: USDA
https://ndb.nal.usda.gov/ndb/search/list?qlookup=43566

※0.5g/100gは糖類だと思われますが
ソース: USDAなので、よくわかりませんでした。

○「トルティーヤ・チップス」の原料コーンフラワーを
文部科学省七訂食品成分データベースで調べてみました。

●コーンフラワー

エネルギー:363kcol
水分:14.0g
タンパク質:6.6g
脂質:2.8g
炭水化物:76.1g
食物繊維総量:1.7g

でんぷん:(71.0g)
ぶどう糖:(0.5g)
果糖:(0.2g)
麦芽糖:(0.2g)

早速googleにフィードバックし誤り(炭水化物)を指摘しました。
返信メールがありましたので、調査し修正されると思います。

〇フィードバックをお寄せいただきありがとう​ございます

「トルティーヤ・チップス」に関するフィードバックをお送りいただき、ありがとうございます。

ご提案いただいた変更内容が承認、決定された場合は、更新情報をお送りいたします。

承認された場合、お客様が提案された変更内容がナレッジグラフに追加され、ユーザーの検索キーワードに対して、より詳しく有益な情報が Google に表示されるようになります。 お送りいただく情報は Google の利用規約の対象となり、プライバシー ポリシーに準拠して使用されます。 この当事者の正式な代理人の方は、確認手続きに関するこちらのガイドラインをご覧ください。

炭水化物ダイエットしてるの?

NHKの語学番組でも「炭水化物ダイエット(糖質制限)」が取り上げられていました。
もう、日常で使われる会話と「なりつつある」ようですね。

NHKEテレ「ボキャブライダー on TV」10月8日放送から
https://www2.nhk.or.jp/gogaku/english/vr-tv/
● carb 「炭水化物」
● Are you on a low-carb diet? 「炭水化物ダイエットしてるの?」
〇解説
普段の会話でもよく耳にする「炭水化物」。英語では、carbohydrateです。carbo-はcarbon「炭素」のこと。そしてhydrateは水の分子を含む「水化物」。この2つが組み合わさって、carbohydrate「炭水化物」となるわけですが、日常会話ではcarbと略されることがほとんど。名詞では、carbsと複数形で使われることが多いのですが、今回はlow-carbという複合形容詞なので、low-carbsとはなりません。

マイクロRNA

10/11、BSテレ東10:00pm~
日経プラス10で、新しいがん治療(診断)の特集をやっていました。
島津製作所と日立製作所そして独立行政法人国立がん研究センターでした。

私が注目したのは、独立行政法人国立がん研究センターのマイクロRNAの研究です。
2020年ごろに実用化されそうです。
13種類のがんが1回の採血で発見できる検査システムです。
乳がんが97%で、その他が95%の確率で発見できるそうです。

独立行政法人国立がん研究センター
2014年6月13日https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2014/0613/index.html
13種類のがんを1回の採血で発見できる次世代診断システム開発が始動

週刊日本医事新報 No.4884 (2017年12月02日発行) P.63
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=8721
落谷孝広(国立がん研究センター研究所分子細胞治療 研究分野分野長)
1滴の血液から13種のがんが診断できる検査とは?【マイクロRNAを一種のバイオマーカーとして活用し診断】

※以前NHKのサイエンスzeroで、落谷孝広氏(国立がん研究センター研究所分子細胞治療 研究分野分野長)が出演してわかりやすく解説していました。
私のサイトに文章にして掲載しました。
参考にしていただけたら幸です。

【NHKサイエンスゼロ  2015/2/22放送
「がんも!老化も!??生命を操る マイクロRNA」】
※その1
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/?p=217
※その2
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/?p=220

α-グルコシダーゼ

1.〈α-グルコシダーゼは、一般的な知識とストライヤー生化学では異なっていますのでどう解釈したらいいのか良くわかりません。〉
について、
Wikipedia、α-グルコシダーゼ項目の引用元、
岩波 生物学辞典 第五版から
359c及び365d  下記の通りです。(詳細は私のサイトにリンクしましました。)

2.〈次にストライヤーの生化学では
マルターゼとα-グルコシダーゼを別物としていますね。
この解釈は、糖尿病専門医研修ガイドブックとは異なります。〉
について、
岩波 生物学辞典 第五版から
359c 下記の通りです。(詳細は私のサイトにリンクしましました。)

3.次に前回2018/10/05の私のコメントから
〈私は以前、
【糖尿病専門医研修ガイドブック(改訂第6版)p219
α-グルコシダーゼ阻害薬の作用機序
※抜粋
小腸粘膜細胞の刷子縁に存在するマルターゼ・スクラーゼ・グルコアミラーゼ等のα-グルコシダーゼによって単糖(グルコース・フルクトースなど)に分解され吸収される。】
を、読んで疑問を感じました。〉
について、
糖尿病専門医研修ガイドブックによると、「スクラーゼやグルコアミラーゼなど何種類かの消化酵素の総称がα-グルコシダーゼ」です、と読めるような気がして、疑問に感じたのでした。
私には、2018/10/04のコメント
【●マルト―ス(二糖・麦芽糖)は、マルターゼ(αグルコシダーゼ)によりグルコース(ブドウ糖)に分解され、小腸から体内に吸収されます。
マルトトリオース(三糖)とオリゴ糖は、αグルコシダーゼによりグルコースに分解され、小腸から体内に吸収されます。
●スクロース(二糖・ショ糖)は、スクラーゼにより、グルコースとフルクトース(果糖)に分解され、小腸から体内に吸収されます。
●ラクトース(二糖・乳糖)は、ラクターゼにより、ガラクトースとグルコースに分解され、小腸から体内に吸収されます。
●これら、グリコシダーゼ(αグルコシダーゼ(マルターゼ)・スクラーゼ・ラクターゼ等)の働きを阻害することにより、腸管からの糖質の分解・吸収を遅延させて、食後高血糖を抑制するお薬が、『α-グルコシダーゼ阻害薬』です。】
(注:セイブルはラクターゼをグルコバイはα-アミラーゼをも阻害する。)
の方が解りやすいかと思います。

しかし、ネット上では90%以上(生化学や酵素の専門家を除く)が糖尿病専門医研修ガイドブックの記載に「右へ倣え」のようです。
今回は、頭の自由な江部先生ならわかってくださると思い、コメントいたしました。

○岩波 生物学辞典 第五版 359c   グリコシダーゼ
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/?p=204
※抜粋
【各種配合体やオリゴ糖・多糖に作用してグリコシド結合を加水分解する酵素の総称。
中略
現在は糖残基の性質(グリコシド結合の性質を含む)に基づいて命名分類されるが(例:α-グルコシダーゼ、β-ガラクトシダーゼ)、最初に見出された時の基質にちなんでつけられた慣用名を使う場合もある(例:スクラーゼ=β-フルクトシダーゼ、マルターゼ=α-グルコシダーゼ)。】

○岩波 生物学辞典 第五版 365d  α-グルコシダーゼ
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/?p=191
※抜粋
【α-グルコシダーゼ [α-glucosidase]⦅同⦆マルターゼ(maltase)。
アグリコンとして各種アルキル基、グリコシル基を持つα-D-グルコシドを加水分解する酵素の総称で、狭義にはマルトース、アミロースとそのオリゴ糖を分解するがイソマルトースには作用しない酵素。EC.3.2.1.20.】
●(α-グルコシダーゼ:EC.3.2.1.20.、マルターゼ:EC.3.2.1.20.とECナンバーが同じでした)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BC

追記

オスティナート さん

コメント、ありがとうございます。

「ネット上では90%以上(生化学や酵素の専門家を除く)が糖尿病専門医研修ガイドブックの記載に「右へ倣え」のようです。
今回は、頭の自由な江部先生ならわかってくださると思い、コメントいたしました。」

糖尿病専門医ガイドブックの記載を疑うことは、全く無かったので、目から鱗が落ちました。
オスティナートさんのコメントを勉強させて頂き、もう一回、自分でも考えてみたいと思います。

2018/10/09(Tue) 21:40 | URL | ドクター江部 | 【編集

αグリコシダーゼについて

αグリコシダーゼについて

〈αグリコシダーゼ」という言葉が、ネットでも糖尿病専門医研修ガイドブック(改訂第7版)でも出てこないのですが、
一般的な言葉なのでしょうか?〉

一般的な言葉ではないと思います。

私は以前、
【糖尿病専門医研修ガイドブック(改訂第6版)p219
4 α-グルコシダーゼ阻害薬 ❶ α-グルコシダーゼ阻害薬の作用機序
※抜粋
小腸粘膜細胞の刷子縁に存在するマルターゼ・スクラーゼ・グルコアミラーゼ等のα-グルコシダーゼによって単糖(グルコース・フルクトースなど)に分解され吸収される。】
を、読んで疑問を感じました。
α-グルコシダーゼは、グルコースとグルコースのグリコシド結合を切断(加水分解)する消化酵素の個別名のはずです。
そして、マルターゼはα-グルコシダーゼと同義語です。
○wikipedia α-グルコシダーゼ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%CE%91-%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%BC

○ネットや生化学の本(ストライヤーなど)で調べて
一部ですが私のサイトにまとめてみました。
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/?p=179

○全国の薬剤師で創る薬剤師専門サイト 薬剤師専門サイトのファーマシスタ
作用機序(セイブル・グルコバイとの違い・比較)
https://pharmacista.jp/contents/skillup/academic_info/diabetes/2286/

○【日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
グリコシダーゼ
〈グリコシダーゼにはα(アルファ)-グリコシダーゼとβ(ベータ)-グリコシダーゼがある。〉〈グリコ-、glyco-は糖一般を、グルコ-、gluco-はグルコースすなわちブドウ糖を意味する。〉
https://kotobank.jp/word/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%BC-56761

○ストライヤーの生化学 第7版 p413
グルコースは食事の炭水化物から産生される
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/?p=181

○wikipedia グルコシダーゼ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%BC
【グリコシダーゼは、グルコースを含めた糖全般とのグリコシド結合を分解する酵素の総称であり、グルコシダーゼは、グルコースとのグリコシド結合を分解する酵素の個別名である。 】

○江部先生のブログ 2017年07月11日 (火)『 α-グルコシダーゼ阻害薬』(グルコバイ、ベイスン、セイブル)へのコメント
http://koujiebe.blog95.fc2.com/?no=4255

●最後に、糖尿病専門医研修ガイドブック(改訂第6版)p219で、阻害される消化酵素の中に「グルコアミラーゼ」がありますが、≪体内で分泌される≫又は、≪体内に存在する≫酵素なのでしょうか。
こちらのサイトでは
https://health.joyplot.com/HealthWordsWiki/?%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%BC
「生物中ではカビやキノコなどの真菌に見られる。」とあります。

追記
オスティナート  さん

いつも詳細な情報をコメント頂きましてありがとうございます。
とても参考になります。
α-グルコシダーゼは、一般的な知識とストライヤー生化学では異なっていますので
どう解釈したらいいのか良くわかりません。
まあ、臨床的にはアバウトに「糖尿病専門医研修ガイドブック改訂第七版」でよいのかもしれませんね。

αグリコシダーゼ と α-グルコシダーゼ
の定義は、以下のウィキペディアが
わかりやすいように思いました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%BC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グルコシダーゼ(glucosidase)は、グリコシダーゼ(glycosidase)のうち、
グルコースとのグリコシド結合を加水分解する酵素である。
α-グルコシダーゼとβ-グルコシダーゼがある。
グリコシダーゼは、グルコースを含めた糖全般とのグリコシド結合を分解する酵素の総称であり、
グルコシダーゼは、グルコースとのグリコシド結合を分解する酵素の個別名である。

次にストライヤーの生化学では
マルターゼとα-グルコシダーゼを別物としていますね。
この解釈は、糖尿病専門医研修ガイドブックとは異なります。

ストライヤーの生化学 第7版 p413
マルターゼ(maltase)はマルトースを2分子のグルコースに切断するが、
一方、α-グルコシダーゼ(α-glucosidaase)は、
アミラーゼによる消化を免れたマルトトリオ―スと他のオリゴ糖を消化する。

グルコアミラーゼですが、
α-アミラーゼ、β-アミラーゼ、グルコアミラーゼ 、
いずれも生体に普通に存在すると思います。
以下に詳述してあります。
エイチビイアイ株式会社
http://www.hbi-enzymes.com/HBI_Amylase.htm
澱粉はグルコースがα-1,4グルコシド結合によって直鎖状に結合したアミロースとα-1,4グルコシド結合とα-1,6グルコシド結合の両者の直鎖を枝に持つアミロペクチンとからなる高分子多糖類で、我々の主食の一要素で重要なエネルギー源です。アミラーゼ (amylase) は、澱粉などのグリコシド結合を加水分解する酵素の総称で、作用する部位の違いによって、α-アミラーゼ (α-amylase)、β-アミラーゼ (β-amylase)、およびグルコアミラーゼ (glucoamylase) に大きく分けられます。

果糖(フルクトース)について

体にいい、ヘルシー、フレッシュ、甘い、美味しい
これまで、食品の優等生のような扱いをされてきた果物(果実)やハチミツ等々。
主成分である≪果糖≫フルクトースですが、実際にはどうなのでしょうか。

●CDEJ(一般社団法人日本糖尿病療養指導士認定機構)のサイトから
http://www.cdej.gr.jp/common/fckeditor/editor/filemanager/connectors/php/transfer.php?file=/NewsLetterUpdate/uid000001_3230303930345F342E706466
CDEJ News Letter 第22 号 2009 年4 月

フルクトース摂取の功罪  帝京大学内科 山内 俊一

フルクトース摂取の功罪問題は、近年,このようにわけのわからないものが添加糖やコーンシロップの形で大量に摂取され始めていることです。

フルクトースのもう一つの問題点は,血糖としては測定され得ないため、体内での検出や濃度測定が困難であること。
また、グルコースと同等のカロリーを有する物質であるにもかかわらず低グライセミックインデックスを示す糖として扱われてしまうことです。

●江部先生のサイトから
果糖は ブドウ糖の約100倍、AGEsを生じやすい。

果物はヘルシーなイメージがありますが、はたしてそうでしょうか?
果物に含まれる糖質は、果糖・ブドウ糖・ショ糖などです。
果物と果糖について、その安全性を検討してみます。

果糖(フルクトース)とブドウ糖(グルコース)は単糖類です。
<ショ糖=ブドウ糖+果糖>です。
ショ糖(砂糖の主成分)も人体に吸収されるときは、
ブドウ糖と果糖に分解されて吸収されます。

なんとなく、果糖もブドウ糖も似たようなものと思いがちですが、
実は、化学的にも栄養学的にもフルクトースはグルコースと極めて異なる物質です。
ブドウ糖は体内に吸収されたあとの代謝は、ほぼ解明されています。
一方果糖は、生体内に入ってからの動態の詳細はほとんど判明していません。
唯一、果糖がAGEsを極めて生じやすいことだけは確定しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

後半はリンクしたURLのサイトをご覧ください
http://koujiebe.blog95.fc2.com/page-8.html

フルクトース代謝

フルクトース代謝について何冊かの生理学・生化学の本(ガイトン生理学・ハーパー生化学・ストライヤー生化学)を読んでみましたが、ほとんど取り上げられていないか、わずかに触れている程度でした。

一番詳しく、わかりやすかったのが、
【イラストレイテッド生化学 原書5版 (リッピンコットシリーズ)】
https://www.yodobashi.com/product/100000009000985482/
でした。
抜粋を投稿します。p173から

フルクトース代謝

西欧風の食事に含まれるカロリーのおよそ10%はフルクトースによって供給される(約50g/日)。
フルクトースの主要な源はスクロースsucroseという二糖である。
スクロースは腸管で分解され等量のフルクトースとグルコースになる(p.107参照)。
フルクトースはまた、多くの果物、ハチミツ、高フルクトースコーンシロップ(典型的には55%フルクトース/45%グルコース、ソフトドリンクや多くの食品の甘味料として使用されている)などに単糖の形で存在している。
フルクトースの細胞内への輸送はインスリン依存性ではなく(グルコースのある種の組織への輸送はインスリン依存性である、p.120参照)グルコースとは異なり、フルクトースはインスリン分泌を促進しない。

A.フルクトースのリン酸化
フルクトースが中間代謝の経路に入るためにはまずリン酸化させなければならない(図12.2)。
このリン酸化はヘキソキナーゼかフルクトキナーゼfuructokinase(ケトへキナーゼ)によって行われる。
ヘキソキナーゼは体のほとんどの細胞でグルコースをリン酸化するが(p.121参照)、数種の他のヘキソースも基質となりうる。
しかしフルクトースに対しては親和性が低い(㎞値が高い。p.72参照)。
であるからフルクトースの細胞内濃度が異常に高くならない限り、飽和濃度のグルコースが存在する通常の条件では、ヘキソキナーゼによるフルクトースのフルクトース6-リン酸への変換はほとんど起こらない(訳注:それでもヘキソキナーゼはフルクトースをリン酸化しうるが、肝臓に存在するグルコキナーゼはフルクトースをほとんどリン酸化しない)。
フルクトキナーゼによるリン酸化がフルクトースのリン酸化の主要な経路である(図12.2参照)。
フルクトキナーゼは肝臓 liver(食事中のフルクトースはほとんどここで処理される)、腎臓kidney、小腸管粘膜small intestinal mucusaに存在し、ATPをリン酸供与体としてフルクトースをフルクトース1-リン酸fructose 1-phosphateに変換する。【注:これらの3つの組織は以下に述べるようにアルドラーゼBも持っている。】

B. フルクトース1-リン酸の分解
フルクトース1-リン酸はフルクトース6-リン酸とは異なり(p.123参照)、フルクトース1,6-ビスリン変換されず、アルドラーゼB aldolase B(フルクトース-1-リン酸アルドラーゼ)によって開裂されて、ジヒドロシアセントンリン酸 dihydroxyacetone phosphate(DHAP)とグリセルアルデヒドglyceraldehydeになる。
【注:人はアルドラーゼA,B,Cを発現している。これらは3つの異なる遺伝子の産物である。アルドラーゼA(ほとんどの組織に存在)もアルドラーゼB(肝臓に存在)アルドラーゼC(脳に存在)も解糖系で生じたフルクトース1,6-ビスリン酸を開裂してDHAPとグリセルアルデヒド3-リン酸にするが(p.125参照)、アルドラーゼBだけがフルクトース1-リン酸を開裂することができる。】
DHAPは直接解糖系か糖新生経路に入るが、グリセルアルデヒドは図12.3に示したように多くの経路で代謝可能である。

C. フルクトースの反応速度論
フルクトース代謝の速度はグルコース代謝の速度よりもずっと早い。
フルクトース1-リン酸から生じたトリオ―スは解糖系の主要な律速段階酵素であるホスホフルクトキナーゼ-1を迂回するからである(図p.12.3参照)。
【注:例えば静注によって肝臓に多量のフルクトースを負荷すると脂肪酸合成速度が上昇する。
アセチルCoA産生が促進されるからである。】

やめられない心

≪蜂蜜を主食にするなんて!とあきられるかと思いますが、蜂蜜がどうしても食べたいのです・・・≫

・薬物
・アルコール
・ギャンブル
・スイーツ
・スマホ 等々・・・
がやめられない。

アディクション(やめられない心)なのだと思います。

私も過去に経験しました。
何事にも熱中しやすく、やめられなくなることがあり、悩んだことがあります。
(糖尿病発症前まで炭水化物依存症でした)

過去に読んだ本を3冊ご紹介いたします
内容の一部(抜粋)ですが、参考にしていただけたら幸いです。

※『クレイグ・ナッケン著「やめられない心」依存症の正体』
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/?p=140

※「ヒトはなぜ太るのか?  」    ゲーリー・トーベス (著)
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/?p=142

※「やせたければ脂肪をたくさんとりなさい ダイエットにまつわる20の落とし穴」ジョン・ブリファ (著),   江部康二 (監修),    夏井 睦 (監修)
http://r-ostinato.sakura.ne.jp/na/?p=144

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