ビルエバンス ワルツ・フォー・デビイ

WALTZ FOR DEBBY/BILL EBVANS TRIO
ワルツ・フォー・デビイ
ビル・エバンス・トリオ

1.My Foolish Heart(Ned Washington, Victor Young)
2.Waltz for Debby (Bill Evans)
3.Detour Ahead (Herb Ellis, John Frigo, Lou Carter)
4.My Romance(Lorenz Hart, Richard Rodgers)
5.Some Other Time(Leonard Bernstein, Adolph Green, Betty Comden)
6Milestones(Miles Davis)

BILL EVANS piano
SCOTT LAFARO bass
PAUL MOTIAN drums

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名盤中の名盤、ビルエバンスのワルツフォー・デビイを久しぶりにレコード盤で聞きました。
収録曲も素晴らしのですが、ジャケットも素晴らしく、いつもは自作の額に額装してレストランの壁にに掛けています。

40年以上前から聞いているのに何故か新鮮に聞くことができました。
また、当時の東京での4畳半暮らしを思い出しました。
テレビも持っていなく、安物のレコードプレーヤで何枚かのレコードを繰り返し聴くのが唯一の楽しみだったのです。
A面1曲目の、マイフーリッシュハートはビルエバンスのお気に入りの曲で、ラストレコーディグとなったライブでも演奏されていました。
マイフーリッシュハートは私の大好きな曲でもあり、最初はビルエバンスの作曲だと思っていたほどです。

●レコードの解説(ライナーノート)から一部抜粋してご紹介します。

モダン・ジャズは、特に若者にとってはそうだが、孤独を抱えこんでいる人たちにとって、一つの夢でもある。

モダン・ジャズのきこえる場所は、例えジャズ喫茶であっても下宿の四畳半であっても、目まぐるしく動く現代社会の中でともすれば息がつまりそうになる時に、すべてを忘れて音に浸り切り、安息し、明日への小さな生きがいを与えてくれる所であるはずだからだ。

中略
いつも自己陶酔の極限にまで行きながらも、時には水晶の輝きのように清冽で、時には水彩画のように柔らかくありうるのは、表現の確かさであろう。

表現的には、彼のアドリブプレーは、コードに即したメロディーラインを作るだけにとどまらず、メロディーライン自体に新しいハーモニー付けを行っている。ハーモニーとメロディーの二人三脚がそこにあるのだ。

そんな彼の演奏に、リズムの弱さを指摘するのはお門違いであろう。肉体の奥底からほとばしり出る熱いビート感は欠けるが、だからこそ、かすみのベールの中で揺れ動くようなリズムの微妙な変幻という彼の固有の世界が現出するのである。

とりわけ、1曲めの「マイフーリッシュハート」はその微妙な変幻の極致である。
この美しさを言葉にすることの難しさを、私は思い知らされる。

古い曲に、ビル自身の作といえるほどの自己表現の徹底によって、まったく 新しい装いをつけてしまうのが、彼の本領でもあるのだが、ビクターヤング 作曲の同名の映画の主題歌の美しいメロディーを、さらに美しく蒸留してしまっている。

この巧みな間を生かしたメロディーの語り口は、表現における造形の バランスの確かさの表れであろう。

ともかく、彼はまったくの唯一物と言ってよいリリシズムの結晶をここに生み出したのである。
(解説/土田三郎)

waltz for debby/bill ebvans trio
ワルツ・フォー・デビイ
ビル・エバンス

1.My Foolish Heart(Ned Washington, Victor Young)
2.Waltz for Debby (Bill Evans)
3.Detour Ahead (Herb Ellis, John Frigo, Lou Carter)
4.My Romance (Lorenz Hart, Richard Rodgers)
5.Some Other Time(Leonard Bernstein, Adolph Green, Betty Comden)
6Milestones(Miles Davis)

BIILL EVANS piano
SCOTT LAFARO bass
PAUL MOTIAN drums

My Foolish Heart

Waltz for Debby

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