古時計とヴィンテージオーディオ

去年の夏オークションで手に入れた古時計、2週間に1度ゼンマイを巻かなければ動かない、おそらく大正時代に作られたと思われる時計です。

時計の裏側に昭和五年と書かれた文字がうっすら見えます。
でもネットで調べてみると、製造はもっと古く大正時代の後期と思われます。

宅急便で届いたときは、傷だらけで、文字盤ははずれてゼンマイも巻くことが出来ませんでした。
すぐに近くの機械時計屋さんに持ち込み、オーバーホールとゼンマイの交換をしてもらい時計自体は動くようになりましたが、外観は傷だらけのボロボロです。

そこで外観は自分でリフォームすることにしました。
まず、傷の補修をし、剥げたところは、オイルステン(日本ペイントのチーク)で着色し、仕上げは全体的に、イギリスのメーカーでワトコという塗料を使いオイルフニッシュで仕上げました。

たぶん、この時計が大正時代に作られた時も、現在の様にニスなどを使わずにオイル系で仕上げたものと 想われ、非常によくなじんで、いぶし銀のような仕上がりになりました。

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この時計の、「カチカチ」という小気味よい音にいつも心が和みます。
携帯電話の呼び出し音や、町中にあふれる電子音に慣れた耳には非常に心地よい音として響いてきます。

心を和ませてくれるもう一つの音が、ヴィンテージオーディオです。
レコードプレーヤーと真空管アンプそしてスピーカー、どれも40年以上前に作られた傑作です。

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その当時にレコーディングされたLPレコードを聞くと、私の10代後半から20代にタイムスリップします。
レコードプレーヤーの針から真空管アンプを通して再現される音には、CDで聞く音とは違い暖かな又ビロードに包まれたような響きがします。

CDやネットを通して聴くことが当たり前となった現在、目の前で演奏しているかのように聞こえることに、逆に不思議な気持ちになることもあり、あらためて当時の技術の高さに驚かされるところです。

興味のない人にはどうでも良いことでしょうが、感性を刺激するこれらの音、大事にしたいと思います。
そしてこれからも感動を忘れずに生きてゆきたいものです。

 

追記

古時計のかかりつけ医
機械時計屋しのだ

ヴィンテージオーディオのかかりつけ医
おいしいオーディオ料理人 adagio audio

レコードプレーヤー:THORENS  TD-126
カートリッジ:LINN  ASAKA
MCトランス:ENTRE  ET-100
真空管アンプ: LUXMAN  SQ-38FD
スピーカー: JBL  4320

 

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