秋桜のイントロ

秋の桜と書いてコスモス。

山口百恵さんの大ヒット曲「秋桜」、
作詞作曲はさだまさしさんです。

この曲レコーディングはEマイナーですが、実際にテレビなどで歌われていたのはE♭マイナーでした。

1977年、今から40年前の8月のことです。
百恵さんは新宿のコマ劇場で恒例のリサイタルでした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/MOMOE_IN_KOMA

そのころ「秋桜」という新曲のレコディングは既に終わっていましが
テレビ番組やコンサートでの演奏はこれからです。

そこでコマ劇場を使い、この後大ヒットとなる名曲「秋桜」のフルバンドを使った初リハーサルが行われたのです。

この日のリハーサルのもう一つの目的が
コマ劇場での長期公演のための気遣いとしてか、レコーディングのEマイナーと半音低いE♭マイナーの2通りの楽譜をを用意して、百恵さんの歌いやすいほうの調を決めるということでした。

リハーサルが始まりピアノのイントロが始まりました。
スタッフをはじめほとんどの人が初めてか、一二度聞いただけでしたので誰も気が付きませんでした。

この時のピアニスト(佐々木)が装飾音符を省いて演奏していたのです。
E♭マイナーで装飾音符を入れイントロを弾くのはかななり難しいことだったのです。

なんと、決まったのはE♭マイナーでした。

なおこのピアニストはその後すぐにバンドを退団しました。

お察しの通り、後釜のピアニストを含め、超一流バンドのピアニストもリハーサルそして本番もみんな「とちって」いました。

巷で流れる秋桜、特にテレビのバックバンドのイントロで「よくとちるので」思わず笑っていました。

どうして私がこんなことを知っているのか不思議に思われることでしょう。
実は、この当時トロンボーン奏者として百恵さんの専属バンドのメンバーの一員として在籍していたためなんです。
テレビのリハーサルや収録で何度もイントロで中断したのを今でも思い出します。

コスモスが咲きだすころ思わず口ずさむあのメロディー、
そして誰も知らないお話でした。(ピアニストの佐々木さん時効です)

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