糖アルコールと人工甘味料

食品としての甘味料や、既存添加物としての甘味料、
そして人工甘味料や合成甘味料など、
webサイト上でもあいまいな表現が多く、迷っています。

糖アルコールは、天然に存在する甘味料であり、人工的に合成される場合もある。
について、こちらのサイトを参考に考えてみました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/eiyogakuzashi1941/56/4/56_4_189/_article/-char/ja/

抜粋
【エリスリトールはブドウ糖に酵母を作用させる発酵法で作られる。
エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、マンニトールなどの単糖アルコールは自然界に存在しているが、
二糖のマルチトール、ラクチトール、パラチニットは、現在のところ、天然の食品には見出されていない。
糖アルコールは通常摂取する糖質に水素添加して作るので、アスパルテームやサッカリンなどとは異なり、人工甘味料とはいわない。】

上記を参考に私なりに整理してみました。

※人工甘味料とは、天然に存在しない甘味成分を人工的に合成して作った甘味料で合成甘味料ともいう。

※天然甘味料(既存添加物)糖アルコールは、天然に存在する甘味料であり、人工的に合成される場合もある。
例外として、現在のところ、天然の食品には見出されていない糖アルコールで二糖の、マルチトール・ラクチトール・パラチニットは、通常摂取する糖質に水素添加して作るので、アスパルテームやサッカリンなどとは異なり、人工甘味料とはいわない。

追記

Re: 糖アルコールと人工甘味料

オスティナートさん

奥 恒行 先生の論文の情報をありがとうございます。
参考になります。

『摂 取 したエ リスリ トールの90%が 未代 謝の まま尿 中へ排 泄 され,10%が 直接代謝 され るとすれば,有 効エネルギー量
は単純計算 で砂糖の10%,つ まり0.4kcal/gに なる。更 に,小 腸で吸収 されなかった10%以 下のエ リスリ トールは大腸 で発酵 を受 けるので,そ のエ ネルギーは約 半分 に減少す る。つ ま り,エ リスリトールの有効エネルギー量 は,約0.2kcal/gと 計算 される。厚 生省は栄養改善法一部改正 に伴って,各 単糖及 びオリゴ糖のエネルギー換算係数 を提示 しているが,エ リスリ トールのエ ネルギー換算係数 は小数点1位 を四捨五入 して0 kcal/gとした。』

奥 恒行先生のご指摘通りと思います。
0.2kcal/gも、腸内細菌が作る「短鎖脂肪酸」なので、極小のエネエルギーはあっても、血糖は上げません。

『マルチ トール,ラクチトールな どの難消化性糖アルコールや オリ
ゴ糖も同様 に,血糖値並 びに血 中インス リン濃度を上昇 させない。』

しかし、こちらは、違うと思います。
マルチトールやラクチトールは砂糖の半分くらい血糖をあげると思います。
フラクトオリゴ糖と乳果オリゴ糖は血糖値を上げませんが、
それ以外のオリゴ糖はあるていど血糖値を上げると思います。

「※人工甘味料とは、天然に存在しない甘味成分を人工的に合成して作った甘味料で合成甘味料ともいう。」

私もそう思います。

「※天然甘味料(既存添加物)糖アルコールは、天然に存在する甘味料であり、人工的に合成される場合もある。
例外として、現在のところ、天然の食品には見出されていない糖アルコールで二糖の、マルチトール・ラクチトール・パラチニットは、通常摂取する糖質に水素添加して作るので、アスパルテームやサッカリンなどとは異なり、人工甘味料とはいわない。」

私もそう思います。

2017/10/09(Mon) 11:33 | URL | ドクター江部 | 【編集

追記
オリゴ糖などの難消化性糖質について参考になるサイトです。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnfs1983/58/6/58_6_337/_pdf

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