草取りと草刈りその5

「草取りと草刈り」最後となります。
今回は、正しい草取りの仕方、楽な草取りの仕方です。

方法はただ一つ、右手で鎌を草の下に差し込み、草の生長点の下(1~2cm)から草の根を切り取り、左手で引き抜く、これだけです。


はびこった雑草の草取りです。


上が草抜き用の「のこぎり鎌」で、成長点の下で根を切り取り引き抜いた草です。
下が手で根っこごと、引き抜いた草です。

この方法ですと、根こそぎ手で草を引き抜く方法と比べると、2~3倍の効率で草取りができます。
※効果は、
・後の雑草の生え方はほぼ同じでした。
・草を丸ごと引き抜くことと比べ、畑(土壌)の状態は、ふかふか状態を保っております。

※この方法には例外もあります。
・根で増殖する雑草(宿根草)は、スコップで根っこごと掘り上げるか、限定的に(スギナなど)薬で駆除するしかありません。

詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
前回の記事でご紹介した、ウイキペディアが、いかに誤りが多いかお解りいただけるかと思います。
https://agri.mynavi.jp/2018_06_28_30278/

・「草取りと草刈り」総論となりました。
今後、全5回にわたる記事を一つ一つのタイトルとし、各論に迫りたいと思っています。

・草取りは奥が深いものです。
これからも「草取りの美学」を求めていきます。

草取りと草刈りその4

草刈りとは

草刈りについてウィキペディアで調べると

●草刈り(くさかり)とは鎌や草刈り機を使い、まとまった面積の草を根元に近い茎の部分で切り取る作業のことである。手で根まで引き抜くことは草ひき、草むしりと言う。刈り取った草を役立てる場合もあれば、切り捨てるのを目的とする場合もあり、後者は雑草取り、草取りとも言う。
※出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%89%E5%88%88%E3%82%8A

以上、全くの誤りであります。

まず、
1.草刈りの定義で、
・<草刈りとは鎌や草刈り機を使い、まとまった面積の草を根元に近い茎の部分で切り取る作業のことである。>までは正しいと思います。

※次が間違いです。
・<手で根まで引き抜くことは草ひき、草むしりと言う。>
正しくは、「草引き」、「草むしり」もう一つ「草抜き」も含めこれを草取りというのです。

草引き・草むしり・草抜きは、手で根まで引き抜くことだけでなく、昔からそして、今でもたくさんの道具があり、草取りを補助して作業を楽にしています。草刈り鎌と同じく草取り鎌、草抜き鎌などたくさんあります。

※もう一つの大間違い

・<刈り取った草を役立てる場合もあれば、切り捨てるのを目的とする場合もあり、後者は雑草取り、草取りとも言う。>

〇これによると、草取りを定義した場合、草取り(雑草取り)とは「草刈りした雑草を切り捨てるのを目的とする場合を含む」となってしまいます。

●草取りとは、「草引き」、「草むしり」、「草抜き」など地表から「草を取り除く」ことであり、略して「草取り」なのです。
よって、刈り取った草を、利用するか切り捨てるかは別の問題だと思います。

草刈りについてのウィキペディア 定義以外は大変参考になりました。
皆様も、雑草の理解のためにもぜひご覧いただきたいと思います。
今後、草取りが楽しくなるかもしれませんよ。

9/3追記
2019/6に買った「草取りに技あり」という本があります。
草取りにワザあり!: 庭・畑・空き地、場所に応じて楽しく雑草管理 単行本 – 019/5/15西尾 剛 (著)

amazonで調べていただけるとすぐ見つかります。
東北大学の名誉教授でもある西尾剛氏の書いた一般向けの本です。
雑草の見分け方が写真入りで詳しく、草取りをしていると雑草に愛着がわいてくるから不思議です。

今回の記事の内容ともかぶりますが、本の内容を一部ご紹介します。
p44より
草取りと草刈りのちがいは?
・草取りは、草を引き抜くか根元を掻き取って、草の地上部をきれいに取り除くことです。
・草刈りは、草刈り鎌や刈込バサミ、草刈り機芝刈り機などで地上部を少し残して上を切り取ることで、目的におおじて両者を使い分けます。

参考にしていただけたら幸いです。

草取りと草刈りその3

草刈りと自然農

草刈りは草の根元に近い茎の部分を鎌や草刈り機械を使って刈り取る(切り取る)事です。

今日お話しする「自然農」とは基本的に刈り取った草を畑から持ち出さずに利用すること。
また、他の場所から肥料(化成肥料・有機肥料)や草などを持ち込まない。
「持ち出さず、持ち込まず」が原則です。
私がよく見ているyoutubeに「ちょこっと自然農」があります。
https://www.youtube.com/channel/UCtjHGLwDs6CVp-6JU97v11g
ユーチューバーのカービーさんが
安曇野のシャンティクティでの臼井健二さんによる、パーマカルチャーエコツアーの模様を取材しています。
ちょこっと「自然農」にふれてみませんか。


さて、私の250坪の畑です。
腰の高さ以上に草が生えました。

ここで最新兵器マキタの充電式(36v)草刈り機で

地上2~5cm茎の部分から刈り取りました。

刈り取った草はこのまま畑に敷いたままで、自然に朽ち土に戻ります。
じつは草が生えるまでは、マメ科の緑肥作物として「ヘアリーベッチ」を、今年の春種蒔きし、育てていました。
窒素固定(根粒菌により空気中の窒素を地中に取り込むこと)10a当たり10kgという優れものでした。そして根が30cmほどしっかり張るので、根が土を耕し、土がふかふかです。

この場所に、耕さず(不耕起)そして肥料無し(無肥料)もちろん無農薬で、今年自家採種したニンニクを植え付ける予定です。

私、生まれて初めての自然農を経験してみようと思ってます。

次回は、草取り、草刈り、草引き、草抜きの違い、
そして、上手な上手な草取りの仕方をお送りします。

草取りと草刈りその2

草取りとワタシ

鎌を使った草取りは単純作業です。
ただひたすら草を1本ずつ 、1本づつ、抜くだけ。
頭をほとんど使わない、しかし根気のいる作業です。

作業中、頭(脳)は何をして(考えて)いるのか、
私の場合、もの思いついたころからの、いろいろな記憶がよみがえります。
「恥ずかしかったこと」「他人に迷惑をかけたこと」「失恋したこと」「仕事がうまく行かなかったこと」など、あまり良い思い出は浮かびません。

フーテンの寅さんが、葛飾でひと悶着起こして虎屋を去ります。
旅先から虎屋に届いた、寅さんからのはがき、
文面は「私事思い起こせば恥ずかしきことの数々、今はただ後悔と反省の日々を弟・登と共に過ごしておりますれば、 ・・・・」と続きます。
https://wp-ostinato.eek.jp/wp/medatanuyouni-2/
じつは私も、寅さんと同じ心境で、草を取りながら反省しているのです。

そして、草取りが終わります。
さっぱりとした草取りの後、心もすっきりさっぱり。


雑草を抜きながら、心に生えた雑草も抜いていたのでしょうね。
これが、草取りをしていつも感じる、草取りがやめられない楽しい瞬間です。

次回は草刈りと自然農についてのお話です。

草取りと草刈り

草取りと草刈りを合わせて除草と言います。
そして、薬剤(除草剤)を使って草を枯らすことも除草と言います。

最近猛暑も治まり、これを機に、毎日朝から晩まで草取りです。
草刈り機(刈り払い機)や除草剤を使わず、手のひらに収まる小さな「のこぎり鎌」を使って草取りをしています。
これからお話しするのは、機械や薬を使わない、手作業で行う「草取り」という、つらいけど、半面とても楽しい、草取りのお話です。

それでは、草取りを楽しくする七つ道具をご紹介します。
一、
手のひらサイズの「のこぎり鎌」
刃先が短いので、手の平や指の延長という感じで変な力がいらずとても使いやすい。

二、
剪定ばさみ
草取りをしながら、ハーブや樹木の選定も一緒にできます。
三、
てこの原理でしつこい根を引き抜く専用道具
スコップがなくてもほとんどの根が抜けます。
四、
以上の道具を腰に巻き付けて収納するケース
子供のころよく見た西部劇の、二丁拳銃という感じです。

五、
車輪付き腰掛
長時間しゃがんだままの作業を続けると、ひざを痛めます。
作業的には効率が落ちますが、しゃがむのと交互に椅子を使い、長時間の草取り作業を続けています。

六、
ファスナー式地下足袋
地べたに座り込んでの作業もあるので、長靴と比べ土も入らず座っても楽なので助かります。そしてファスナー式なのでとても楽に履いたり脱いだりできます。

七、
麦わら帽子と手袋

次回は「草取りとワタシ」と題し、心の奥深くに潜むあることと草取りとの関係について、お送りします。
また続きます。